HOME>気分障害のサブタイプ
気分障害のサブタイプ
気分障害のサブタイプ
いくかのサブタイプがありますが,メランコリー型うつ病,気分変調性障害,非定型うつ病、双極性障害を取り上げます。
メラコリー型うつ病
(1)はっきりと区別できる性質の抑うつ気分
(2)抑うつは決まって朝に悪化する
(3)早朝覚醒(通常の起床時間より2時間早い)
(4)著しい運動制止または焦燥
(5)あきらかな食欲不振または体重減少
(6)過度または不適切な在責感
性格(鍋田恭孝より引用)
1 硬くて狭い体験枠。対人関係にしろ適応スタイルにしろワンパターンになりやすく,
柔軟で多様な対応が苦手である。
2 想像力や空想力は乏しく現実志向的であることが多い。
3 自分のもつパターンを守ることで, 何とかしようと頑張る力は高い。逆にいえば
執着性が強いともいえる。
4 こうでなくては我慢できないという完全癖あるいは自己愛傾向を示す。
5 誰かのためにとか何かのために頑張ることで自己価値を獲得していることが多い。
役割を大切に生きているともいえる。私も部下にこのような人がいてくれたらと
いうような性格である。
6 何者かに役立っているという生きがいがとても大切となる性格。生きる意味を失うと
気力が急速に低下する。
原因を追求することは焦りや不安を招くので,急性期には休養を優先する。比較的薬物に 反応しやすい。
治療の途中で薬を辞めてしまうと再燃する可能性が高いので,継続することが大切である。
99%もとにもどり,残りの1%は生活の幅を広げるなどの変化があるとよい
気分変調性障害
以前は抑うつ神経症と言われたものが概ね該当します。
抑うつ気分がほとんど1日存在し,それがない日よりもある日の方が多く,それが少なくとも2年続いている。
抑うつの間,以下の(またはそれ以上)症状が存在すること
(1)食欲減退,または過食
(2)不眠,または過眠
(3)気力の低下,または疲労
(4)自尊の低下
(5)集中力低下,またが決断困難
(6)絶望感
薬物療法で抑うつ気分を和らげ,考え方や生活環境の改善に根気よく取り組む
非定型うつ病
もともとモノアミン酸化酵素阻害剤(MAOI)に反応する患者として取り上げられました。不安障害を伴うことが多いのが特徴です。非定型うつ病は,根底にある不安気質がもたらす病気ですから不安障害(ストレス障害,全般性不安障害,強迫性障害,恐怖症(社交不安障害,広場恐怖,特定の恐怖症)パニック障害に分けられる)と関連が大きいのです。
若年に多く,虐待などの養育の問題が少なくありません。
気分の反応性(すなわち,現実のまたは可能性のある楽しい出来事に反応して気分がよくなる)
(1)著明な体重増加または食欲の増加
(2)過眠
(3)鉛様な麻痺(すなわち,手や足の重い,鉛の様な感覚)
(4)長期にわたる,対人関係の拒絶に敏感であること
周囲の人の協力のもと,患者さん自身も生活リズムを立て直すことが重要である。
SSRIや認知行動療法を用いる
双極性障害
昨今,双極性の要素を持つ患者への対応が注目されている。同じうつ状態でもうつ病と双極性障害の薬物療法が異なるからである。大うつ病と診断された患者の中には,経過中に躁状態ないし軽躁状態を呈し,双極性障害へと診断が変更されることがある。このような患者の特徴として,若年発症,双極性障害の家族歴,そして精神病症状(幻覚,妄想)などがあげられる。うつで発症してなかなか抗うつ薬が効かない場合も病歴や家族歴をしっかり取り直す必要がある。大うつ病と診断されていても将来37%前後は双極性障害と診断される。双極性障害と診断された場合,気分安定薬を使用する。
過去に躁病相があれば鑑別は容易であるが,将来躁病相が出現して双極性うつ病になるか否かの予測は困難である。ただ,躁とうつを繰り返す場合うつ病相の割合が高いのが特徴である。
また,双極性障害の急性期うつ病エピソードに抗うつ薬の治療を推薦するガイドラインが近年減ってきて,ラモトリギン(商品名 ラミクタール:日本では保険適応外)や炭酸リチーム(商品名 リーマス)やバルプロ酸製剤(商品名 デパケンなど),カルバマゼピン(テグレートール)などを使用する。
クエチアピン(商品名 セロクエル)などの非定型精神病薬が海外では使われることもある。
双極スペクトラム(加藤 2009)
双極I型障害(躁状態を伴う)
双極II型障害(軽躁状態のみ)
抗うつ薬による躁転を伴ううつ病(物質誘発性気分障害)
気分循環症
発揚気質者のうつ病
双極性障害の家族歴を持つうつ病

メラコリー型うつ病
(1)はっきりと区別できる性質の抑うつ気分
(2)抑うつは決まって朝に悪化する
(3)早朝覚醒(通常の起床時間より2時間早い)
(4)著しい運動制止または焦燥
(5)あきらかな食欲不振または体重減少
(6)過度または不適切な在責感
性格(鍋田恭孝より引用)
1 硬くて狭い体験枠。対人関係にしろ適応スタイルにしろワンパターンになりやすく,
柔軟で多様な対応が苦手である。
2 想像力や空想力は乏しく現実志向的であることが多い。
3 自分のもつパターンを守ることで, 何とかしようと頑張る力は高い。逆にいえば
執着性が強いともいえる。
4 こうでなくては我慢できないという完全癖あるいは自己愛傾向を示す。
5 誰かのためにとか何かのために頑張ることで自己価値を獲得していることが多い。
役割を大切に生きているともいえる。私も部下にこのような人がいてくれたらと
いうような性格である。
6 何者かに役立っているという生きがいがとても大切となる性格。生きる意味を失うと
気力が急速に低下する。
原因を追求することは焦りや不安を招くので,急性期には休養を優先する。比較的薬物に 反応しやすい。
治療の途中で薬を辞めてしまうと再燃する可能性が高いので,継続することが大切である。
99%もとにもどり,残りの1%は生活の幅を広げるなどの変化があるとよい
気分変調性障害
以前は抑うつ神経症と言われたものが概ね該当します。
抑うつ気分がほとんど1日存在し,それがない日よりもある日の方が多く,それが少なくとも2年続いている。
抑うつの間,以下の(またはそれ以上)症状が存在すること
(1)食欲減退,または過食
(2)不眠,または過眠
(3)気力の低下,または疲労
(4)自尊の低下
(5)集中力低下,またが決断困難
(6)絶望感
薬物療法で抑うつ気分を和らげ,考え方や生活環境の改善に根気よく取り組む
非定型うつ病
もともとモノアミン酸化酵素阻害剤(MAOI)に反応する患者として取り上げられました。不安障害を伴うことが多いのが特徴です。非定型うつ病は,根底にある不安気質がもたらす病気ですから不安障害(ストレス障害,全般性不安障害,強迫性障害,恐怖症(社交不安障害,広場恐怖,特定の恐怖症)パニック障害に分けられる)と関連が大きいのです。
若年に多く,虐待などの養育の問題が少なくありません。
気分の反応性(すなわち,現実のまたは可能性のある楽しい出来事に反応して気分がよくなる)
(1)著明な体重増加または食欲の増加
(2)過眠
(3)鉛様な麻痺(すなわち,手や足の重い,鉛の様な感覚)
(4)長期にわたる,対人関係の拒絶に敏感であること
周囲の人の協力のもと,患者さん自身も生活リズムを立て直すことが重要である。
SSRIや認知行動療法を用いる
双極性障害
昨今,双極性の要素を持つ患者への対応が注目されている。同じうつ状態でもうつ病と双極性障害の薬物療法が異なるからである。大うつ病と診断された患者の中には,経過中に躁状態ないし軽躁状態を呈し,双極性障害へと診断が変更されることがある。このような患者の特徴として,若年発症,双極性障害の家族歴,そして精神病症状(幻覚,妄想)などがあげられる。うつで発症してなかなか抗うつ薬が効かない場合も病歴や家族歴をしっかり取り直す必要がある。大うつ病と診断されていても将来37%前後は双極性障害と診断される。双極性障害と診断された場合,気分安定薬を使用する。
過去に躁病相があれば鑑別は容易であるが,将来躁病相が出現して双極性うつ病になるか否かの予測は困難である。ただ,躁とうつを繰り返す場合うつ病相の割合が高いのが特徴である。
また,双極性障害の急性期うつ病エピソードに抗うつ薬の治療を推薦するガイドラインが近年減ってきて,ラモトリギン(商品名 ラミクタール:日本では保険適応外)や炭酸リチーム(商品名 リーマス)やバルプロ酸製剤(商品名 デパケンなど),カルバマゼピン(テグレートール)などを使用する。
クエチアピン(商品名 セロクエル)などの非定型精神病薬が海外では使われることもある。
双極スペクトラム(加藤 2009)
双極I型障害(躁状態を伴う)
双極II型障害(軽躁状態のみ)
抗うつ薬による躁転を伴ううつ病(物質誘発性気分障害)
気分循環症
発揚気質者のうつ病
双極性障害の家族歴を持つうつ病


